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No.01/NO.02/No.03/No.04/No.05/No.06/No.07/No.08/終話

「ね、大いなる秘密って、何だと思う?」
 リナの第一声は、そんな感じだった。
 ティーナは少しばかり顔をしかめる。
「相談って…それの事、なの?」
 先程、ティーナはリナに相談がある、と持ちかけられた。だからこうして、話を聞いているのに…。
「それは…知らない」
「何で――!!」
 ティーナは生徒によく相談を持ちかけられる。…が、こんな相談は初めてだった。
「仕方ないでしょ? そうだ…何ならあの子に相談してみたら、どうかしら?」
「あの子って?」
 リナが興味津々とばかりに、顔を近付ける。
「セーラ」
「んーと、確か…先輩の人、だよね?」
 ティーナはこくりと頷いた。
 だがリナは、顔と名前が結びつかないらしく、しばらく考え込んでいた。が、ふと顔を上げた。
「金髪の、綺麗な人のこと?」
 黒の髪をもつリナは、金髪の人に憧れていた。理由は、『綺麗に見えるから』らしい。
「そうよ。ほら、よく男の子と一緒にいるでしょう?」
「ああ…。あの人!」
 リナはようやく思い当たったようだった。が、すぐに顔をしかめる。
「駄目。あの人…綺麗すぎて近寄りがたいもん」
「そう、かしら? でもセーラだったら、“かがり火”のこと…分かると思うんだけど」
 ティーナが少し残念そうに言った。この前ティーナは、エコとセーラが“かがり火”のことを話しているのを偶然聞いた。だからセーラなら、何か知っていると思ったのだった。
「分かったわ…聞いてみる」
「えぇ。…いってらっしゃい、がんばってね!!」
「うん、ありがとう」
 そう言って図書館を飛び出していったリナを、ティーナはにっこりしながら見送った。
「そうかぁ、もう雪見祭なのねぇ」
 お祭り好きのティーナは、ワクワクしてきた。
 ――そうだ。
 ――もしセーラ達が大いなる秘密のこと、何か分かったら、私も教えてもらおうかしら…。それに、ひょっとしたら。
「この図書館の本に、何か書かれていたりして」
 そう呟くと、ティーナはにこにこしながら図書館の中へと入っていった。
 ふとティーナは、奥の開かずの間が気になった。
「うーん。あそこに何か、隠されてそうなんだけどなぁ。…やっぱ開かないか。さ、本読もっと」
 図書館の奥の開かずの間には、古書があるらしい。開かずの間…物を隠すにはもってこいの所。絶対何かありそ〜、と思いつつ、ティーナはこれから約2時間、本に没頭することとなるのであった。

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